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46年ぶりの油絵(加筆)
- masaya f
- 2021年7月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年7月19日
高校の同級生の友人T君が亡くなりました
彼とは高校の3年の時の一年間は中身の濃い時を過ごしました。彼は確か最初、北海道警察を受けて落ちた時に正直がっくり来ていたと思います。その後、地元の会社で一緒に1年間働きました。私は美術学校の入学金を貯めるために働き、もう一人同級生のY君も東京の英語の学校の学費を貯めるために働いていました。
T君はとても正義感の強いところがあります。その会社で中学卒の25歳くらいの人が学歴故に良い立場につけない不公正を目にして、上司に直談判をするという事もありました。そんなこともありT君は一年もならないうちに札幌へ行って違う会社に入りました。私も一年働きお金を貯めて学校に入ろうと思いましたが、入学金が高く断念しました。そして札幌に出てきて、絵のサークルの仲間と交わっていた時、T君が色々と助けてくれたことを思い出されます。彼はその後一念発起して看護学校に入り、資格を取ってから刑務所の看護の面での仕事をしていたと思います。
その札幌時代の私が20歳の頃に肖像画を描いたと思います。T君は手や服があまり気に入っていませんでした。その後彼も結婚をして、私も21歳で結婚をして絵描きになることを断念し、仕事を転々と変えて46年過ぎました。
46年ぶりに筆を握りました。46年間の時間が流れました。残された奥様と息子さんに渡したいと思いました。T君は私の人生の中で楽しく、そして意味深い人生を互いに語る時間を与えてくれた貴重な友人の一人です。





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